「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

今まで平気でも・・・化粧品が肌にしみる 後編

肌のバリア機能が低下したり菲薄化が進むと、刺激や異物に対して肌が敏感になり、い

ままで平気だった物で刺激や、炎症を起こすことが多くなります。

 

化粧品に配合されている成分で言えば、アルコールや界面活性剤に対して敏感になる傾

向があります。

 

その他、香料や防腐剤などもリスクの高い成分と言えます。

 

わたしが化粧品の開発中、特にこの点に注意して、リスクの少ない成分を選んで配合処

方を決めました。

 

それが功を奏してか、多くのユーザー様から、「お肌の状態が変化しても問題なく使い

続けられる」と有難い評価をいただいています。

 

衣類の繊維やマスクなどの物理的刺激

 

敏感肌なので化繊が苦手という方も多いと思います。

 

でも、バリア機能の低下や皮膚が薄くなる菲薄化が進むと、普段着用していたコットン

の天然繊維でも刺激になります。

 

コットン化粧パフの選び方にもありますが、衣類でも基本は同じで、毛羽立ちにくいソ

フトな風合いのものだと刺激が少なくなります。

 

また、新品だと蛍光剤などの刺激物が残っている場合もあり、一度洗濯(水通)をする

ことをお勧めします。

 

最近ではマスクによる肌荒れの悩みが多いですね。

 

不織布マスクは毛羽立ちやすく、ポリエステルなどの繊維の先端は鋭いので、刺激が強

い傾向があります。

 

私は、ウレタンマスクの上に不織布マスクをするか、毛立ちの少ないソフトな不織布を

使用することをおすすめしてます。

 

どちらもマスク生活が長くなりそうなので、頑張って製品化したので、よかったら見に

来てください。

 

毎日の感染数が少なくなっても、まだまだ油断はできないですものね。

 

それと、見落としがちなのは自分の毛先です。

 

洗髪後のお肌は刺激に敏感なので、スキンケア終了まで束ねておくと良いでしょう。

 

いろいろ大変ですね。

 

ヒリヒリするときの対処法

 

バリア機能の低下や菲薄化によって、肌がヒリヒリと痛むときは、ヒリつきやかゆみ・

赤みを鎮めることが大切です。

 

そのために、正しいスキンケアと内面美容が効果的なんです。

 

 

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凄くかゆいときは冷やす

 

強いかゆみがあっても、かきむしらないよう冷やしましょう。

 

保冷剤をソフトタオルなどでくるみ(直接はNG)、冷やします。

 

明らかに炎症がある場合は、症状にあった治療薬を使うのがベターです。

 

洗顔やクレンジングはやさしく

 

間違った洗顔、特に過度な洗顔時の摩擦でも、肌のバリア機能が損なわれます。

 

洗顔料はたっぷりと泡立て、泡をクッションにして、こすらずやさしく洗います。

 

クレンジングもメイクの種類にあったものを選び、こすらずに短時間で落としましょ

う。

 

保湿ケアも丁寧に

 

正しい保湿ケアで、肌の潤いやバリア機能を整えておくことも大切です。

 

化粧水や、乳液、クリームで角層の水分と油分をバランスよく補いましょう。

 

清潔な手のひらで化粧品を温めながら、角層のすみずみまで浸透させるようにするのが

ポイントです。

 

紫外線対策も忘れずに

 

日焼けは肌表面に炎症を起こして、ヒリつきや乾燥を悪化させるとともに、肌の内部に

活性酸素をつくり出し、真皮のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。

 

ダメージを受けた真皮を修復するときに頼りになるのが、内面美容に着目したサプリメ

ントです。

 

化粧品とは違い、すぐ実感はできませんが、4週間ほどで修復の成果が現れてきます。

 

是非取り入れたい美容の習慣の一つです。

 

http://www.product-innovation.co.jp/topic2/

 

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