「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

人工皮膚

シワ対策は化粧品では難しい?

深いシワやタルミは見た目、若さを左右する大きな要素ですね。

またスキンケアでは改善が難しく、肌悩みの常連です。

最近大手化粧品メーカーで ❝人工皮膚❞ を発表して話題になってますね。

今回はこれをテーマに取り上げます。

また合わせて深いシワ対策として、❝内面美容❞の可能性についてもお話します。

 

 

人工皮膚とは?

 

簡単に言うと、ごく細の繊維や樹脂などでお肌の表面にもう一枚幕を張って、シワなどを隠してしまうのです。

口の悪い当社のスタッフ曰く、「外壁塗装だね、車の板金かも」と。

言い得て妙なのですが、確かに工事のようですね。

お肌に悪い影響はどうかというと、皮膚に浸透して何らかの作用がある成分とは違うので心配の必要はないと思います。

深いシワ対策として隠してしまう方法は即効性においてこれに勝るものは今のところ無いですね。

 

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深いシワの対策はスキンケアでは難しいです。
若々しいお肌を支えているのは❝真皮層の弾力構造❞
化粧品は法律によって真皮層まで浸透することが許されていません。

 

そこで着目したのが内面美容です。

効果のある栄養素を摂取することで、真皮層まで届いて弾力構造を守ることができるんです。

紫外線が真皮層に届くと活性酸素ができ、酸化や糖化が進んで組織を壊し始めることになります。

光合成を行う植物には充分日光を浴びることが必要なのですが、紫外線によってうける悪影響も多いのです。

そのため防衛手段として、ポリフェノールに代表される強力な抗酸化成分で自分の細胞を守っています。

多くの種類がありますが、❝弾力構造❝ を守る能力に秀でたものを集めて、食べる化粧品 としての利用価値を高めて製品化しました。

http://www.product-innovation.co.jp/topic2/

 


それと日ごろから抗酸化栄養素を多く含む食品と、コラーゲンの原料となる良質なたんぱく質をとる様にしてください。

また、寝不足はいけません!!美肌は夜作られますからね。

 

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まだまだ進化する内面美容

第一弾は ❝守る❞ ですが、前述にあるように若さを維持するコラーゲンの不足を補うため、❝つくる❞ 内面美容も近日中に発表できる予定です。

ご期待ください。

 

 

内面美容と人工皮膚はどっちがいいの?

大きな違いは、隠すか原因そのものに働きかけるかの違いです。

即効性は間違いなく人工皮膚に軍配が上がりますが、一皮剥けば何も変わらないのでケアとは言い難いでしょう。

内面美容の場合は実感できるのが数週間から数ヶ月はかかりますが、機能を押し上げてお肌自身の若さを保つ力を取り戻してあげるので、ケアという表現が当てはまるかと思います。

隠すだけが人工皮膚・若さを保つ力を高めるの内面美容と言いましょうか。

*内面美容を実行した場合としない場合、自分の3年後のお肌の状態をくらべられないことが難点といえば難点ですね。