「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

子供の日焼け止め

乳幼児期には、日焼け止めは使わず 日光を遮る事が一番です。
6ヶ月以下の乳幼児は、角質層が薄くて未熟なので、紫外線の影響を受けやすいんです。また、お肌がデリケートなので、紫外線吸収剤でかぶれなどのトラブルが出やすく、日焼止め塗って外出する事はお勧め出来ません。どうしても外出が必要な時には ベビーカーなどに紫外線避けの対策を!

 

 

こども向けと表示されている「日焼止め」は大丈夫ですか?
ウーン??? 私なら成分を見て選びます。まず紫外線吸収剤をつかわないノンケミカルのものを使用します。肌刺激がゼロとは言いきれませんが、紫外線吸収剤のモノよりずっと肌刺激は少ないのです。
サンガードについては過去記事 https://kusuriyamaeda.hatenablog.com/entry/2022/04/22/161801 でも解説しているので参考になさってください。

ラスティングコート 詳細 

https://www.product-innovation.co.jp/cosmetics/protect/#item-115

 

もう一つ お子さんの身長も考えてください。
真夏になると アスファルトの表面は50℃近くまで温度が上がります。大人と子供では身長差があるので、地上からの輻射熱を受け方がすごく違ってきます。衣料品メーカーの調査によると 地面から120cm・170cmではものすごく差があることはわかりますね。炎天下の日中は小さなお子さんには過酷な環境です。気を付けたいですね。