「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

梅雨スキンケア お肌のカビ

梅雨時のスキンケア お肌にカビが!!

じめじめした梅雨は、カビの繁殖には好条件がそろう時期です。

実はこのカビ、お風呂場やエアコンだけの問題ではありません。

何と、肌にもこのカビが!!
症状はニキビに似ているので、間違ったアクネケアで悪化させてしまうこともあるので要注意です。

 

ポイントはインナードライ(隠れ乾燥)対策です。
“肌カビ”の正体は皮膚に潜む常在菌「マラセチア菌」が引き起こすマラセチア毛嚢炎。マラセチア菌は真菌、つまりカビの一種で、皮脂をエサにして繁殖します。

ニキビはアクネ菌という細菌が原因なので、治療方法は全く異なります。

治りにくいニキビは、もしかしたらニキビではなく、マラセチアによる肌カビのせいかもしれませんよ。
胸や背中、顎の下などの汗をよくかく部分に、ニキビに似た赤いポツポツができます。

赤いポツポツはニキビと区別が難しいのですが、顔に無くて、体だけにポツポツが目立つ場合にはマラセチア毛包炎を疑う必要があります。

 

 

マラセチアには、ニキビに使う抗菌薬の塗り薬や飲み薬が効かないばかりか、悪化させることもあるので要注意です。

ニキビケアでよくならない場合には、ポツポツが出ている場所に限らず、マラセチア毛包炎を疑う必要があります。

皮脂を抑える化粧品はありますが、マラセチア毛包炎そのものを治すものはないので、早めに皮膚科に行って診断してもらいましょう。

ニキビも併発している場合もあるので、専門医の診断と治療が第一です。
日常の生活では、
・過剰な発汗を避け、発汗後はできるだけシャワーを浴びて汗を落としてください。
・暑い時期は汗を吸うシャツを着て、1日数回取り替えましょう。
・油分の多いクリーム類は控えましょう。

 

お肌の状態を見ながらのスキンケアも忘れずに

毛嚢炎がとてもひどい場合は治療に専念すべきです。

症状が重くなければ、顎周りやデコルテ部分など、人目につく部分は洗顔後に保湿ローションで整えてあげることがベターです。

ベタつきの多い油分の多いクリームや、密着性の高いファンデも避けた方が無難です。


ドクターイノベールの ローションライトMは水分と皮脂のバランスを補正しながらしっとり潤い、後残りのない爽やかな使用感が持ち味のローションなので、気持ちよくお使いいただけます。
梅雨時のスキンケア ローション編で解説してますので参考にしてください。

https://kusuriyamaeda.hatenablog.com/entry/2022/05/16/170931


洗顔編ではクリームも紹介してます。

油分に頼らずしっかり潤いを守るベタつきの少ないクリームです。

使いかたは 洗顔~薬を使用中なら薬を塗ってなじんだら、ローション~うっすらとクリームの順番が基本です。

 

ローションライトM詳細

https://www.product-innovation.co.jp/cosmetics/adjust/#item-103

 

クリアソープ詳細

https://www.product-innovation.co.jp/cosmetics/drop/#item-109

アクアクリィーミーエッセンス詳細

https://www.product-innovation.co.jp/cosmetics/protect/#item-105

 

迷ったらオンラインカウセリング

https://www.product-innovation.co.jp/online/

で、お肌に適したおすすめのアイテムとスキンケア方法をご案内していますので、お気軽にご利用ください。

 

ご質問や試してみたい製品があれば、こちらからお気軽にお申し込みください。

https://www.product-innovation.co.jp/contact/