「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

顔の善玉菌を元気にして美肌環境向上

顔も腸内環境と同じです。
顔の皮膚にも善玉菌と悪玉菌がいて このバランスが崩れるとお肌の不調やニキビなどのトラブルが出やすくなります。なんか肌の調子がすぐれない時はお顔の菌のバランスが崩れているのかも知れません。皮膚の「育菌スキンケア」についてご紹介します。頑固なアトピーにも育菌はおすすめです。


代表的な顔の菌

1「善玉菌」
美肌にとって大切な菌です。
代表的な菌:表皮ブドウ球菌…最も多く存在しており、お肌の潤いを保ち、アトピーを引き起こす菌をやっつけたり、外からの有害なものの侵入を防ぎます。
2「中立?菌」
皮膚上の善玉菌と悪玉菌のバランスにより、善にも悪にもなる菌。
代表的な菌:アクネ桿菌…普段は肌を弱酸性に保って守る働きをしていますが、免疫の低下や皮脂の増加によって、毛穴の中で増殖してニキビを作ってしまいます。
3 「悪玉菌」
肌トラブルの原因となる菌
通常は無害ですが、菌のバランスが崩れると、かゆみ・肌荒れ・アトピー性皮膚炎の原因となります。善玉菌の表皮ブドウ球菌が減るとアルカリを好む黄色ブドウ球菌の増殖につながります。
背中ニキビで登場したマラセチアも悪玉菌です。

 

顔の育菌の基本は洗顔です。
菌育には石けんがいいとか、合成の界面活性剤はNGとかよく耳にします。皮脂や顔の善玉菌まで洗い流さないこためにこのような理屈が成り立っているわけですが、要は洗顔料の選び方と洗いかたです。石けんといえども、皮脂や善玉菌を洗い流すことには変わりは在りませんし、根こそぎとってしまう洗い方をしないことが一番重要です。ぬるま湯で洗顔料を充分泡立てて、ゴシゴシ洗いはせずに、洗顔料が顔に残らない洗い方ができていれば、肌への優しさを考えたフォーム系の洗顔料でも問題無いと考えますので、正しい洗願方法で好みの洗顔料でいいはずです。それより気を付けたいのは、洗いすぎです。一日に何度も洗顔すると、お顔の菌が育つ暇が無くなります。汗をかく時期には頻繁に洗顔したくなりますが、昼間、汗をサッパリ流したい時には 水かぬるま湯で流せばいいんです。それと石けんとフォームを使い分けるのも効果あり。朝は石けん・夜はフォーム、または休日は石けんといった具合です。

 

まとめるとこうなります。

☆ 1日に何度も石鹸などでで顔を洗うことは避け、さっぱりしたいときは、水で流すぐらいにしましょう。
☆ 菌ゆえに 殺菌成分はNGです。
アルコール除菌シートなどはもってのほか、皮膚常在菌は生きている菌です、殺菌成分はNG!
☆ 洗顔はすべて石けんに変えなくても、たまには(特に休日)石けん洗顔をおすすめ。
☆ あとは肌活編で申し上げたような日常生活の注意です。

 

クリアソープ詳細 https://www.product-innovation.co.jp/cosmetics/drop/#item-109

 

迷ったらオンラインカウセリング  https://www.product-innovation.co.jp/online/ で、お肌に適したおすすめのアイテムとスキンケア方法をご案内していますので、お気軽にご利用ください。

ご質問や試してみたい製品があれば、こちらからお気軽にお申し込みください。
https://www.product-innovation.co.jp/contact/