「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

汗と肌トラブル その2 ニキビ・アトピー編

今回は夏ニキビとアトピーと汗の関係について触れていきたいと思います。アトピーに関してはその症状や原因はいろいろあって、一概にこれということは言い切れませんが、参考にしていただければ幸いです。

夏ニキビの原因とおすすめのケア。
強い紫外線、冷房による乾燥などで肌表面の角層が厚くなってしまい、皮脂量が増えること重なって、毛穴がつまり、やアクネ菌が増殖することで、ニキビができやすくなります。あせもと違うことに気を付けてくださいね。予防は、サンガーードやメイクをしっかり落す洗顔が基本です。また肌質はインナードライとなっていることが多いので、これにあったケアがおすすめです。いま、ドクターイノベールをご使用になったことのない方に、インナードライのケアに最適なソープ・ローション・クリームの基本スキンケア3点を試せるトライアルセットをプレゼント中です。詳しくはこちらをご覧ください。
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汗をかくとニキビができる?
汗をかくとニキビが出来るかといえば、必ずしそうではありません。一番の原因は皮脂と紫外線です。正しい洗顔とお肌の状態にあった保湿ケアをしていれば、ほとんどの場合問題ありません。むしろ「汗」を避けてかかないようにすることの方が問題ありです。健康なお肌を保つには適度な汗も必要です。汗の水分で潤いますし、菌を抑える作用もあるので、ニキビ菌をおさえる効果もあるんですむりやり汗をかかない様に 水分を控えて、冷房の効いた部屋からでないというのは一番よくないです。また、汗をかきっぱなしで放置すると汗に含まれる成分が肌のバリアを弱めてしまいます。ふき取り・洗い流しは大切ですね。
それと気を付けたいのがマスクによる刺戟です。汗のたまりやすい顎や頬のラインに要注意です。
ベースファンデなど上手に使ってマスク刺激は防ぎたいですね。

 

アトピー性皮膚炎があると、暑さで毛細血管が拡張してカユミが強くなることがありついつい掻いてしまいます。これに汗を放置すると刺激となって、悪化することが多いんです。
汗は悪者?
夏ニキビでも説明した通り、適度に汗をかくことはお肌のためにはいいことです。汗をかくことでお肌表面の温度を下げてくれるので、カユミを強める血管の拡張を抑えて、細菌などから皮膚を守るバリア機能を保ってくれる働きがあります。


前回のおさらい 汗がお肌を刺激する仕組み
汗の水分が蒸発すると、塩化ナトリウムと尿素といった老廃物の濃度が高まり、 それが肌への刺激になることがあります。また汗を放置すると、皮膚の表面がアルカリ性に傾きます。これが続くとバリア機能が低下し、刺激の原因になります。汗をかいたまま放置することはいけません。

 

ところが、アトピー性皮膚炎の方は、汗をかきにくいといった特徴があります。そのため 「汗のメリット」を生かせないんですね。汗は悪者ではなく、かいたまま放置しないことが重要です。シャワーを浴びて汗を洗い流す、水道水で炎症の起こりやすい部分の汗を流すといったことをまめに行うことで、汗の刺激を防いで、皮膚の温度下げてくれます。次に保湿ローション等を使えるコンデションならしっかり保湿してあげることです。毎回洗顔料や石けんをを使う必要はないと思います。そして、適度に汗をかくこと。当然ですが汗をゴシゴシふき取るのは厳禁です。

はじめに申し上げた通り、この情報が全てではありません。汗はお肌にとって害のあるものではなく、むしろ有益で、汗をかきっぱなしで長時間放置すると悪さを始めるということを知っておいてください。今年も猛暑・・・上手に汗と付き合って健やかなお肌を保ちましょう。

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