「薬屋さんの正直ブログ」

富山県の薬剤師、前田がスキンケアの「リアル」をお話しします。

石けんで洗髪 その2 コンディショニング編

アトピーや過敏になったお肌に 「市販のシャンプーではなく、クリアソープを使えないか?」 というご質問への解答第2弾。前回は洗い方の基本でしたが今回は 【コンデショニング編】です。実は「昨日のブログを見て早速洗った」とメールをいただきました。でもゴワゴワ感があり、連休明けまでに何とかしたいとのことです。分かりました早々に投稿しますね。

自家製酢リンスで開いたキューテクルを戻す。
開いたキューテクルを閉じてもとに戻すのは酸を使います。
お酢やレモンを使ったリンスなら、お肌に優しいこと間違いなしです。
作り方は簡単です。
① 洗面器にお湯を入れる。
② お酢またはレモン汁を大さじ1~2杯入れてできあがり。
* お好みでリンゴ酢なども使えます。ポッカレモンでも代用できますよ。

さあ お酢リンスを使ってみましょう。
お酢リンスを使う前に軽くブラシなどで整えてください。
① 髪の毛を浸して、髪全体になじませます。ペットボトルを利用してまんべんなく振りかけてもいいでしょう。
② すぐに洗い流さず、5分から10分は時間をおきます。この間髪湯船内でゆっくり頭皮のマッサージもおすすめです。
③ 十分にすすぎます。
④ 水気をきったら、櫛で髪を梳かしてから、ブローします。
市販のシャンコンより手間がかかるのは仕方ないですね・・・・

 

ご注意! 酢リンスは 石けんで洗髪した時の使用に限る事。シリコンなどのコーティング剤の入ったシャプーには合いません。変なヌルヌル感など出てしまうこともあります。

乾いたら やっぱりキシミますね。
少量のオイルを使うと、櫛通りも良く、艶がでます。おすすめは椿油アルガンオイルなど、極少量を指に塗って手櫛の要領で全体になじませてください。この時にアロマオイルなどをつかいたくなりますが、アロマオイルは肌刺激の強いものもあるの注意が必要です。好きな香りの乾燥ハーブを使用するオイルにつけておくのもよいですよ。いろいろ工夫のし甲斐があります。

面倒な 「石けん+お酢リンス」の洗髪ですが、いいこともあります
アトピーや敏感肌でシャンプーの強い界面活性剤が合わないとき, 仕方なく使うものでもないようです。これをおすすめして前より髪質がよくなったと感じる方もいらっしゃいます。これには個人差がありますが、お肌の状態が悪くシャンプーが使えないときに頼りになる洗髪方法であることは間違いないです。
石けんはお肌のバリア機能を活性化する働きがあると同じように、お酢リンスは開いたキューテクルをもとに戻すことをくり返すことで、毛髪の状態をよくする働きがあります。仕方なく「石けん+お酢リンス」を始めたら、かえって良くなった なんてことになればハッピーですね・

デメリットは、手間がかかることです。朝シャンにはむかないかもしれませんね。それとフローラルブーケのようないい香りというわけには行きません。 

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